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thinking + sinking

とりとめのない思考、または試行のアーカイブ。

道化の起源|道化の民俗学①

山口昌男著『道化の民俗学』(岩波現代文庫)、第二章「アルレッキーノとヘルメス」より。同書は、著書がヨーロッパ滞在の折に足を運んだ即興劇「コンメーディア・デラルテ」に登場する道化=アルレッキーノの紹介を皮切りに、道化という概念について論じた…

ヘルメスとウィルダネス

やはり日野と、そして、ウィルダネスについてまとめておく。 ヘルメス的住み方の醍醐味とは、移動した先のウィルダネスでの出会いなのだろう。 nattama.hatenablog.com ■ 既存の意味を剥ぐウィルダネス 英和辞典で「ウィルダネス(wilderness)」を引くと、…

ヘルメス的住み方

ヘルメスをアイコンとした論考が興味深かったのでまとめておく。 『境界の現象学』(河野哲也著、筑摩選書)より。なお、同書は様々なものを内と外に区分する境界に着目、それを越える経験や現象から、流体の存在論について考察している。 ■ ヘルメスとヘス…

ヘルメス

ヘルメス、またはヘルメース。 ギリシア神話に登場する青年神であり、ローマ神話ではメルクリウスといわれる。 オリュンポス十二神の一人。神々の伝令使、とりわけゼウスの使いであり、旅人、商人などの守護神である[1]。能弁、境界、体育技能、発明、策略、…

道化まとめ|影の現象学②

河合隼雄著『影の現象学』より、「影の逆説」まとめのつづき。 nattama.hatenablog.com ■ トリックスター 道化的存在として、各地の神話・伝説に登場するトリックスターが取り上げられている。とりわけ紙幅を割いているのは、ウィネバゴ・インディアンの酋長…

道化まとめ|影の現象学①

『影の現象学』に道化を取り上げた「影の逆説」という項があったので、まとめておく。なお、『影の現象学』(講談社学術文庫)は河合隼雄氏の著作。ユングの影概念を下敷きに、「もう一人の私」としての影について、その表れや向き合い方について書かれてい…

トリックスター|元型論

図書館でユングの『元型論』を走り読みした。 『元型論』とは心理学者カール・グスタフ・ユングによって1921年に発表された心理学の著作である。 元型論 - Wikipedia なお、読んだのは「トリックスター元型」の項と訳者によるその解説部分のみ。 以下、覚え…

トリックスター

愚者はトリックスターでもある。 トリックスター (英: trickster) とは、神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回すいたずら好きとして描かれる者のこと。善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、全く異なる二面性を併せ持つのが特徴。 ト…

道化師、アルレッキーノ、佯狂者

愚者といえば道化師。宮廷道化師|jester 宮廷道化師(きゅうていどうけし)とは中世ヨーロッパもしくはテューダー朝時代に支配者層によって雇われたエンターテイナー。……中世の宮廷道化師は色鮮やかなまだら模様(英: motley)の服装と風変わりな帽子を被っ…

まずはゼロから

タロット、大アルカナに関する知識を収集してみる。 まずは、カード番号「0」愚者から。 愚者(ぐしゃ、英:The Fool, 仏:Le Mat)は、タロットの大アルカナに属するカードの1枚。 カード番号は「0」であるが、この番号が与えられているのはウェイト版など…